アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』の11話(最終回)が6月18日に放送されました。
こちらでは、11話の感想とアニメ2期の可能性についてまとめました。
アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』11話(最終回)の感想
アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』の11話(最終回)では、原作漫画5巻の47幕〜51幕までが描かれています。
いやぁ〜。ほんとに。
圧巻の最終回でした。
まず前半の海辺での流鶯のシーン。
おばあ様の呪い、森家の呪い、千鶴から都への呪い、都が自分自身で捕らわれている“流鶯”を守るという呪縛。
さまざまが渾然一体となり、この海辺のシーンに集約されていました。
まずここで、「白鳥の湖」というお話を振り返ってみたいと思います。
白鳥の湖
【放送情報】 TVアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』🤸🌟 第11幕「あ、俺、クラシックバレエ、好きかも」ご視聴ありがとうございました! ラストは…海辺で踊る潤平、流鶯、都3人の原画を公開。 最終幕まで応援してくださった皆様、 本当にありがとうございました🩰✨ #ダンスール pic.twitter.com/vs8XHtAnec
— MAPPA (@MAPPA_Info) June 17, 2022
「白鳥の湖」は、ロットバルトから呪いをかけられ、昼は白鳥の姿になってしまったオデット姫と、彼女に恋をしたジークフリード王子の恋物語です。
流鶯が演じるロットバルトとは、“理由なく”オデット姫に呪いをかけ、ジークフリードとの恋路を邪魔します。
そして、最終的にジークフリードとオデットが互いへの気持ちを諦めなかったことで呪いが解ける……という展開なのですが。
「白鳥の湖」にはいくつかのラストがあり、振り付けによって様々なものがあると言われている演目。
これは、どういう結末を迎えるかは自分たちで決められる、と解釈することもできます。
今回彼らは、彼ら自身で別々の道をいくことを選びました。
多くの「白鳥の湖」で演じられる、ジークフリードとオデット2人の愛が呪いを解くという展開にはなっていません。
だからこそ、本作において呪いを解くカギは、きっと愛とは別の何か……なのではないでしょうか。
流鶯の呪い・都の呪い
流鶯がおばあ様に向けて踊っている最中、
「ああ、あの時。僕は僕で満たされていた。我を忘れるほど!」
というナレーションが重なります。
しかし踊り切る頃には、おばあ様に向け自分を見ろと叫びをあげていました。
流鶯はおばあ様に認めて貰えさえすれば、と思っていますが、本当は自分が自分を認め、自分のバレエに対する思いを自覚する必要があるのではないでしょうか。
あそこで都が流鶯の元へ行かなかったら、どうなっていたか?
都が自分が心から求めるものの方へと向かっていたら、流鶯は変わっていたのか?
これは、未だなお原作漫画でも決着の付いていない部分でもあるのです。
ちなみに「白鳥の湖」初演時の設定では、オデットは呪いによって白鳥になったのではなく、祖父がオデットの身を守るために白鳥にしていた……となっているそう。
大切な家族を守るためにやったことが、結局彼女を苦しめてしまったと言うのも、森家の話に通じるものがあると思いました。
潤平が選んだ道
『ダンス・ダンス・ダンスール 』
ついに最終回✨11話は明日(6/18)21時より配信開始‼️
ぶつかり合う潤平と流鶯の剥き出しの感情。
ラストダンスの果てにある
それぞれの決断とは…最新話までの全てのストーリーを #ディズニープラス でイッキ見しよう✨#ダンスール #MAPPA @danseur_anime pic.twitter.com/F7gPyPMiVd
— ディズニープラス公式 (@DisneyPlusJP) June 17, 2022
森家とは別の地点にいる潤平は、彼らの物語から離れ、自分のバレエを選び取ります。
そのために生川へと戻り、スカラシップを取るための踊りを披露しました。
己の感情を爆発させた流鶯と、自分の感情をギリギリの状態で押し留め「バレエの正しさ」を得た潤平。
もともと資質の違う彼らは、成長する過程も真逆です。
まだまだ荒削りでバレエ歴も浅い潤平が、生川で正統派のバレエを学び、どう変わっていくのか。
その先の可能性を見届けたくなる!
そう思わせるのに十分な踊りでした。
今回は、寿くんの涙する姿、「才能って残酷だね」というセリフ、海咲と大和のやり取りに泣かされました。
軽やかに踊る潤平と、それを見つめる者たち。
この、潤平が傑物であることが十分に伝わってくるという構図が、そうではない者たちの悲哀を際立たせます。
彼らは彼らで、間違いなくバレエを愛しているのですから。
アニメの2期あるんじゃない?と思う理由
#ダンスール #ダンスダンスダンスール #ダンス・ダンス・ダンスール
#danseur-anime pic.twitter.com/hWe9Vkz3RQ— ジョージ朝倉 (@george39asakura) June 17, 2022
今回のアニメ化は、原作漫画のわずか5巻のみ!
ここからもっともっと、『ダンス・ダンス・ダンスール』は面白くなっていきます!
アニメでも最後にタイトルが出て、「物語はここから始まる」と伝えてくれているようでした。
そして、画面一杯にタイトルがドーーーーンと表示される直前、「ドッカーン」のセリフとの所に今後の潤平たちの姿が数カット入っていたんです。
(成長した潤平と流鶯が、「ドン・キホーテ」のバジル・「ジゼル」のアルブレヒトの衣装で踊っているシーンのことです!)
こ、これは……。
アニメスタッフの方たちも、2期をやる気満々ということですよね?
勝手に期待しているだけかもしれませんが、今後もっとアニメを配信してくれる場所が増えたらじわじわと人気が上がり、続きもアニメ化してくれるのでは?と思ってしまいました。
アニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』11話(最終回)の評価は?
#ダンスール 11話
最後まで鮮烈なシーンに溢れてたわ
潤平には「直感を信じろ」と流鶯には「呪いを魔法に」、千鶴さんがそれぞれにかけた言葉が印象深い。
海咲と寿の視点で潤平を演技が進むのもあまりにも残酷で凄く良かった。
キャラ一人一人が本当に魅力的で感情が揺さぶられまくる良作でした。— モヤシ (@beansprouts0150) June 18, 2022
#ダンスール 11話(終)
流鶯の抱えている感情の重さ。
苦しんだ分だけ現実がそこにある。
僕を見てというこのバレエは生き様そのものだ。
都が本当に届かない存在になってしまった。
愛情、情け、嫉妬。
いろんなものが入り込んでくる。
潤平の、俺の生きる道。それが生川にはあるんだね。面白い!!— カツキ (@kotoko_raigu2) June 17, 2022
ここで終わっちゃうの本当にもったいない。絶対に続きが見たいです。
5話が10〜11話に見事に繋がっていて、5話のときと同じように心を全部持ってかれてしまった。舞台なら絶対にスタンディングオベーションしてる。言葉うまく出ないくらい感動してる。#ダンスール— カイコ (@kaiko2d) June 17, 2022
#ダンス・ダンス・ダンスール 11幕
圧巻という表現がぴったり、鶯流も潤平のダンスも圧倒的な作画の嵐な最終話でした。もう一度すぐに見たい。
この濃厚なエピソード群を僅か11話によく纏めた…と思う。
とは言え潤平と鶯流の今後の成長と都との関係、2クールは続きが見たい。#ダンスール— シャワルト (@shawaruto) June 17, 2022
11話やっぱりびしょびしょに泣いた😭😭😭ここは原作でも読むたび毎回泣いてしまうのに、声と動きが付いて余計に心に響いた。2期お願いします😭夏姫ちゃんのオーロラをアニメに!ほんまにお願いします😭#ダンスール
— みみ (@RkumaHi) June 17, 2022
まとめ
全11回、最初から最後までずっと楽しませて貰いました!
アニメ化の情報を見た時には、一体あのシーンはどうなるんだろう?と少々不安を抱えていたのも事実です。
しかし、出来上がった11個のきらめくようなエピソードは、本当に本当に素晴らしい宝石のようなものでした。
ぜひ、まだまだ潤平たちの物語をみたいので、アニメの2期をお願いいたします!