引用:『元彼の遺言状』公式HP
4月18日に放送された『元彼の遺言状』第2話。
原作小説の事件はなんと、この1話と2話で解決してしまい、犯人も原作と同じ人物だと判明しました。
3話からは剣持麗子と篠田がバディとなり、新たな事件を解決していく連作モノとなるようです。
2話を見て、少々スッキリしないポイントなどをまとめてみました。
篠田は何者なのか?その他の気になる細かいこと
引用:『元彼の遺言状』公式HP
1話で紹介されていた篠田は、「ある日突然、森川英治が家に連れてきた」人物。
過去に同じミステリーサークルにいたようですが、正直それも本当なのか分かりません。
とにかく1話と2話では原作部分の事件解決部分に焦点があたっているため、英治や篠田の考えていることや、人となりがどうもボンヤリとしているのです。
のちのちドラマで篠田について語られるはずなので、そこに期待はしていますが、2話を見終わった時点ではとにかくモヤモヤ(笑)
結局、なぜ自分を殺人犯に仕立て上げて欲しいなんて言ったんでしょうか?
なぜ、キッチンから居間を見られるように穴を開けていたのでしょうか?
そして英治は、『ねじれた家』になぜ暗号で「いさんは」と書いたのでしょうか?
犯人自体はあぶりだされ、原作と同じ人物だったと解明はしたのですが……。
なんだかスッキリしない気分なのです。
なぜなら、逆に2話の終わり方があまりにもスッキリしすぎていて、謎を残している雰囲気を全く感じさせなかったので。
ドラマ全体を貫く、核となりそうな謎も特に示されず、本当に連作形式でドラマは進むようです。
逆にそこにモヤモヤしてしまいました。
今後どうなるのでしょう?
ネットではフレンチトーストの謎も話題になっていましたね。
元彼の遺言状また観直ししてて、気になるとこ
・フレンチトーストを焼いて、コンロの火を消したはずなのに、なぜか表面が焦げてる
・富治さん、害獣駆除資格持ってるはずなのに、猟銃を雑に置いてる。— ニャンゴロー (@96Wr5) April 14, 2022
この辺は、後につながるのかもしれませんし、単純に引っ掛けだったのかもしれませんし、特に意味のないカットだったのかもしれません。
なかなか判断しにくいです。
少々ツッコミたくなる部分
引用:『元彼の遺言状』公式HP
色々と突っ込みたくなる所はありましたが……。
一番気になったのは、遺言状に元カノの名前を書いているにも関わらず、英治が無造作に犯人の目に触れる場所に置いていたことです。
それ、もうちょっと気遣いません??
まあ、あまり細かい所を言い出すとキリがないため諦めますが、原作で色々と張り巡らされていた伏線を省略しているので、このようにするしかなかったのかもしれませんね。
また、篠田が「英治の目的はなんだったんでしょう」と聞き、富治が「わかりません。でも英治は僕が想像するすべてのことを成し遂げた。森川家の復讐も、犯人へのポトラッチも」と言います。
この文脈で出てくるポトラッチに「?」となりました。
ポトラッチとは、贈り物を貰ったら、その貰った贈り物より良いものを送り返し合い、最終的にどちらかが送り返せなくなるまで(潰れるまで)続ける……という風習ですよね?
犯人から英治が貰った贈り物とはなんだったのでしょうか?
そして、英治は犯人に、自分の方が本当の◯◯だ!と言いたかったのでしょうか?
そんな感じは、ドラマから読み取れなかったのですが……。
本当に、細かい所を考え出すとキリがありませんね。
また、アガサ・クリスティの作品が
・2話→『そして誰もいなくなった』
上記の2作今の所出てきましたが、ただ単に「ミステリーっぽさ」の演出のために出されたのでしょうか。
謎を解くヒントとして提示されていると思い込んでしまい、少々肩透かしをくらいました。
原作『元彼の遺言状』でどう描かれているのか?
引用:Amazon
原作小説の『元彼の遺言状』では、英治がなぜあんな遺言状を書いたのか?という、最大の謎がきちんと説明されています。
そして、剣持麗子が弁護士である意味も存分に活かされた内容に。
個人的には麗子の成長や女性たちの連帯も楽しめるので、その辺りも注目のポイントです。
ドラマで気になった方は、ぜひ原作も読んでみて下さいね。
まとめ
まだまだ2話!
これからどう転ぶか分かりません。
もしかしたら、最終回前にもう一度この事件に戻ってきたり、森川家との関わりが復活する可能性もあります。
最終回まで見てのお楽しみ!ということで。
とにもかくにも、綾瀬はるかさんと大泉洋さんのバディ感が見ていて楽しいので、引き続きドラマ『元彼の遺言状』を視聴したいと思います。
いや、ほんとに篠田に翻弄されています。
篠田、お前は何者なんだ!?